事の始まりは手持ちのアクロスをウキウキで撮り終えて現像に出したことから始まりました。
お店から返ってきたフィルムを見ると明らかに狙ったところにピントがきていないのです。
いくら下手くそでもこれはないよなあ…とリコーフレックスをグリグリいじって、色々と調べていたら。
テイクレンズ動いてなーい!
上のビューレンズはちゃんと動いていて、ピントもバッチリ。
でも下にあるテイクレンズが伸び縮みもせず、なんと固定する根元部分のネジが回転していて私は「ちゃんとテイクレンズも動いている」と錯覚していたのでした。
あぁ、書けば書くほど恥ずかしいです。
結局ヤフーの知恵袋やツイッターのお仲間さんに教えていただき、バラしました。
前にもシャッターが駄目になって同じ個体から移植したので、バラし方はわかっていました。
シャッターの中身までは無理ですけど笑
祖父が譲ってくれたリコフレなので、なるべく同じ部品を使いたいという願いがあり…
ヘリコイドという、ピント合わせに必須な部分がグリス劣化で固着していたので、ネジを外して、ドライヤーで温めて、少しだけ油を入れて輪ゴムを噛ませて「えいっ!」
何度かやったら回った!取れた!
ひたすらマイナスドライバーとクリーナーペーパーでキレイにして組み直し。
これが正しい伸び縮みの仕方でした。
ピントも調整…
ダイソーで買ったメンディングテープを貼って、シャッターをバルブ位置にするとメンディングテープに被写体が浮かびます。
本当はすりガラスでやるといいみたい。
仮にビューレンズの調整なら、上のファインダー部分を覗いて調整しますが、テイクレンズも単体で調整しないといけないのでこんなやり方になります。
無限遠にして絞りを最大の3.5まで開放して、虫眼鏡で遠くのパチンコ屋を凝視して。
多分これで大丈夫と思いますが、試写の結果やいかに!?